« 右回転するコマに反重力発生 | トップページ | 急増中のアレルギー疾患 »

β-カロテン不足により肌荒れ・鳥目の人が増加

 現代人は、ストレスによりβ-カロテンが分解され不足気味。そのため、肌荒れ・鳥目の人が増加している。

β-カロテン
 β-カロテンは植物の色素の一種で、本来の色は赤と黄色の中間で、ニンジンに近い色をしている。そして、体内では老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化物質として働いている。β-カロテンは、体内でビタミンAに変化する。小腸の粘膜から分泌される「開裂酸素」はβ-カロテンだけに作用する酸素で、その働きによって、β-カロテンの半分はビタミンAに変化する。変化したビタミンAとβ-カロテンは肝臓に運ばれ、ここでビタミンAは一旦貯蔵される。しかし、β-カロテンは肝臓を通過し、その多くは表皮へと向かう。表皮で、活性酸素の中でも酸化作用が極めて強い一重項酸素と戦うのがβ-カロテンである。
 β-カロテンの抗酸化力はビタミンCの1000倍と非常に高い。

ビタミンA
 ビタミンAは肉類ではレバー、魚類では肝に多く含まれている。 そして、体内での働きは、新陳代謝を促進し、美しい肌を保つために必要不可欠である。肝臓に蓄えられていたビタミンAは、血中を通り全身の上皮膚細胞へと運ばれる。上皮とは外界と接する全ての部分で、食道や胃の粘膜も含み、細菌やウィルスの侵入を防ぐバリアの役目をしている。もし上皮の新陳代謝が正常に行われないとバリアの機能が低下し、細菌やウィルスに侵入されやすくなってしまう。ビタミンAは、新陳代謝の際にDNAの情報をアミノ酸に指示する伝達物質「ジンクフィンガー」を活性化させる。そして、新陳代謝が行われるようになる。
 また、ビタミンAは、光を感知して脳に伝える神経伝達物質「ロドプシン」の材料になる。ビタミンAが不足すると鳥目になる。

β-カロテンを多く含む食材
ホウレン草
ニンジン
小松
カボチャ
春菊 赤
パプリカ
モロヘイヤ
ニラ
みかん
スイカ

ビタミンAを多く含む食材
豚レバー    約6500μg
牛レバー    約550μg
鶏レバー    約7000μg
レバーペースト 約860μg
あんこうきも  約1660μg
うなぎきも   約880μg

ビタミンAの過剰摂取は危険
 肝臓に貯蔵出来るビタミンAの量には限界があり、溢れ出たビタミンAはやがて細胞に溜まっていき、細胞を傷つけてしまう。ビタミンA過剰による症状は、神経痛・筋肉痛・知覚異常などがある。ビタミンAの摂取量の上限は、鶏のレバーで10.7グラム。これを焼き鳥に換算するとわずか半分の量になる。一本だと"ビタミンAの過剰摂取"という事になってしまう。
 ビタミンA過剰を防ぐには、β-カロテンとして摂取するとよい。体内にあるビタミンAの量に応じて、開列酸素がビタミンAに変化させる量を調節している。

β-カロテンを効率よく取るには
 人参を4つの調理法で、β-カロテンの吸収率を測定すると、
最も吸収率が悪かったのは生でわずか5%
続いて、お湯で煮たニンジンは15%
ジュースの吸収率は30%
一番吸収率がよかったのは油で炒めた時45%
となり、油で炒めた時が一番良い。これは、β-カロテンが油に溶けやすいという性質があるためである。また、ビタミンEを一緒に取ることにより、β-カロテンの吸収を助けてくれる。

β-カロテンとビタミンEが豊富な食材(100g中)
       β-カロテン  ビタミンE
海苔    43000μg    4.3mg
カボチャ   4000μg    4.8mg
赤パプリカ  1100μg    2.5mg
ブロッコリー 810μg    4.3mg
β-カロテンは、海苔に豊富に含まれている。特に、韓国のりは、ごま油を塗って作ってあるので、β-カロテンの吸収率が高い。

(2003年2月2日 あるある大事典)

|

« 右回転するコマに反重力発生 | トップページ | 急増中のアレルギー疾患 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35018/849127

この記事へのトラックバック一覧です: β-カロテン不足により肌荒れ・鳥目の人が増加:

« 右回転するコマに反重力発生 | トップページ | 急増中のアレルギー疾患 »