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老化の最大の原因は成長ホルモン不足だった

成長ホルモンの分泌は、20代後半から急激に減少する。60歳以上の人に成長ホルモンを与え続けたところ、肌や筋肉の若返りや発毛や記憶力向上などの効果が現れたという。

急激に減る成長ホルモン
成長ホルモンは、成長期を過ぎると減りだし、20代後半から急激に減少し、40代では20代の半分以下、80代では20分の1にまで減少する。成長ホルモンは、脳の下部にある内分泌腺と脳下垂体から分泌され、骨や筋肉に働きかけて体の成長を調整している。内分泌腺は、60gほどしかない極めて小さな器官であり、分泌されるホルモンもごく少量である。ごく少量でありながら、体のさまざまな器官の働きを調整するという重要な役割を担っている。

成長ホルモンで若返り
61~80歳までの男性12人に成長ホルモンを6ヶ月間与え続けたところ、次のような驚くべき効果が現れた。
1.体脂肪が14%減り、筋肉量が8%増えた。
2.性的能力が向上した。
3.心臓、肝臓、脾臓、腎臓などの臓器が再び成長し始めた。
4.心臓が1回の収縮で送り出す血液量が増えた。
5.骨量が増えて、骨の強度が高まった。
6.肌が若返り、きめ細かくなり、シワが減った。
7.髪が生えた。
8.意欲が高まり、疲労感やうつ症状がなくなった。
9.記憶力がアップした。

成長ホルモンを増やす方法
1.筋力トレーニング
 筋力トレーニングを行うと、筋肉中に乳酸や一酸化窒素などの疲労物質が増えて脳を刺激し、脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が強く促される。実験的に、乳酸などが筋肉から排出されにくいように特殊なベルトを巻いて5分間軽い運動を行ったところ、平常時の100倍の成長ホルモンが分泌されたという。これは、16歳時の分泌量に匹敵する。途中で休憩を入れると成長ホルモンはあまり分泌されない。ポイントとしては、最大筋力の半分程度の負荷で、ゆっくりとした動作で、続けて5分程度行うことである。これを手軽に行う方法としては、15秒スクワットが良い。
(1)両足を肩幅に開いて立つ。
(2)背筋を伸ばしたまま、5秒間かけて太ももと床が平行になるまでヒザを曲げていく。
(3)10秒間かけてゆっくり立ち上がる。
これを20回程度行う。

2.アルギニンを寝る前に摂る
 成長ホルモンの原料となるアミノ酸は、アルギニン、グリシン、リジン、トリプトファン、チロシン、グルタミンの6種類である。その中でも、成長ホルモンの分泌を強力に促すのは、アルギニンである。アルギニンは、成長ホルモンを抑制するホルモンであるソマトスタチンの働きを強力に抑え込むので、成長ホルモンの分泌を促進することができる。アルギニンを多く含む食材としては、大豆やナッツ類、鶏肉や牛肉やエビなどがある。その中でも、特に大豆を発酵させた納豆が良い。納豆には、成長ホルモンに必要なアミノ酸がすべて含まれており、しかも、納豆菌により、たんぱく質の大部分がアミノ酸や大豆ペプチドに分解されているので、吸収率が非常に良い。成長ホルモンは、就寝1時間後に最も多く分泌されるので、寝る1~2時間前に摂るのが良い。
(納豆が苦手な方は、「大豆ペプチドの作り方」で紹介した方法で摂ると良い)

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