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来春のスギ花粉症、過去最大級の恐れ?!

今年は、記録的な空梅雨と猛暑で、スギの花芽が大量につき、11月中旬から飛び始めており、花粉症を訴える患者が出始めている。来春のスギ花粉の飛散量は、過去最大級になる可能性があり、今まで花粉症でなかった人も発症する恐れがある。

花粉症のメカニズム
 まず、鼻から入った花粉は鼻の中の粘液に捉えられる。粘液の中にはIgA抗体が含まれており、IgA抗体が花粉を包み込み、鼻の中の絨毛で体外へ運び出す。IgA抗体の量が少ないと粘膜のバリアが破られ、花粉が体内に侵入する。花粉が体内に入ると、マクロファージなどの免疫細胞が反応し、免疫機能の司令塔であるTh2細胞も活性化し、IgE抗体が過剰に分泌される。IgE抗体にアレルゲンである花粉が結合することにより、細胞内のヒスタミンやヘパリンなどの炎症を起こす物質を含む顆粒が外に放出されるため、鼻の粘膜が炎症を起こし、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こす。
 花粉症は、IgE抗体がある量を超えると発症する。したがって、花粉症は誰でも発症する可能性があり、今までなんともなかった人でも、突然、発症することもある。

花粉症の予防
1.IgA抗体を増やす
 IgA抗体やIgE抗体の量は、腸内環境が大きく影響している。通常、腸内では、免疫細胞が集ったパイエル板という部分で、到達した物質を何でも取り込み、マクロファージが有害物質かどうかを判定している。もし、それが有害物質と判定されると、これを近づけないために粘膜にバリアが張られる。このバリアがIgA抗体である。
 IgA抗体を増やすには、フコイダンを含むコンブやモズクなどや多糖体を含むアロエなどがよい。アロエ、フコイダンなどに含まれる多糖体が、パイエル板に取り込まれると、糖同士が固く結合しているために、分解されないままでいる。 そのため、マクロファージはこれを異物と判断し、IgA抗体が分泌される。IgA抗体が血液に入って全身へ流れ、鼻の粘膜も強化される。
2.IgE抗体を減らす
 IgE抗体を減らすには、腸内へ流れ込む異種たんぱく質を減らせばよい。異種タンパク質が分解されないまま腸内に吸収されると、Th2細胞は外敵が進入してきたと判断し、IgE抗体を過剰に働かせる。活性化したTh2細胞は、鼻の粘膜でも異種タンパク質である花粉などに過敏に反応し、鼻炎や花粉症を引き起こす。
 たんぱく質分解酵素を肉と一緒に摂ることもよい。タンパク質分解酵素としては、キウイに含まれる「アクチニジン」やパパイアに含まれる「プロテアーゼ」などがある。これら酵素の体内での活性を調べてみるとキウイはパパイアの15倍もの活性を示し、キウイのほうがより優れている。
 ヨーグルトやキムチなどの乳酸菌を摂ったり、乳酸菌の餌となるオリゴ糖を摂って、腸内の悪玉菌を減らすことも重要である。悪玉菌が増えると、腸内の粘膜を傷つけボロボロの穴だらけにし、異種タンパク質が腸内に進入しやすくしてしまう。キムチ特有の乳酸菌「ラクトバチルス」は、胃酸で死滅しがちな乳酸菌の中で、もっとも腸に良く届く、優れた乳酸菌である。
 コンニャクに含まれる「グルコマンナン」もIgE抗体を減らす働きがある。週3回、100gずつよく噛んで食べるとよい。
3.Th1細胞を活性化させる
 ヘルパーT細胞のTh1細胞はウィルスや細菌、Th2細胞はそのほかの物質の処理を担当している。衛生状態の悪かった時代には、体内に頻繁に細菌が侵入し、Th1細胞も活発に働いていた。現代人は清潔になりすぎて、細菌に触れる機会が激減し、Th1細胞は休眠状態となっている。そのためTh2細胞の勢力が増し、アレルギーが発症する。
 ヘルパーT細胞のバランスを改善する最も手軽な方法は、ぬか漬けである。ぬか床には、乳酸菌など多くの細菌が住み着きバランスを取っている。ぬか漬けを食べることにより、Th1細胞が活性化し、Th1細胞とTh2細胞のバランスが改善される。ぬか漬け(タクアンなど)を毎日4~5切れずつ食べるようにするとよい。
4.鼻の粘膜を強化する
 鼻の粘膜を強化するには、ビタミンA,C,Eを一緒に摂るとよい。ビタミンAは、皮膚や粘膜の潤いを保つ働きをする。ビタミンCは、皮膚や粘膜の弾力性を保つコラーゲンを作る働きをする。ビタミンEは、血管を広げて皮膚や粘膜の新陳代謝を高める働きをする。ビタミンAは、摂り過ぎると頭痛や吐き気など体に害があるので注意が必要である。体の中でビタミンAに変化するβカロテンとして摂ると必要な分だけがビタミンAに変化するので、摂り過ぎても害はない。

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