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海水でジェット機が飛ぶ!?

 以前に電磁波で塩水が燃料になるという話(電磁波で塩水が燃料に!!)を紹介したが、いよいよ実用化に向けた開発が進められている。米海軍研究所が、海水から炭素と水素を取り出してジェット燃料の精製に成功したのである。これが実用化されれば、燃料の補給のために危険な燃料の輸送をしなくても済むようになる。製造コストも原油から精製するより少し高い程度で済むという。
 
燃える塩水を発見したきっかけ
 ジョン・カンジス(John Kanzius)は、2003年にリンパ腫にかかった。彼はその病気を治したい一心で、腫瘍とガン細胞だけを殺すガン治療法を開発した。その方法とは、腫瘍にナノサイズの金属粒子(金や白金)を注射し、外部から電磁波を照射して金属粒子を加熱し、ガン細胞を焼き殺すというものだった。ガン細胞は熱に弱く、42℃以上で死滅する。
 そのとき彼が発明したのがラジオ周波数発生器(RFG)である。そのRFGを使って、塩水に14MHzの電磁波を照射すると塩水が燃えることを発見した。電磁波によって塩水が電気分解され、水素ガスが発生したのである。エネルギーの入出力は正確に測定はされていないが、通常の電気分解よりも少ないエネルギーで水素ガスが発生していると思われ、一種のフリーエネルギーと考えられる。
 
海水からジェット燃料の精製方法
 10万ガロン(約38万リットル)の製造計画が公開されている。その方法は、23億5千万ガロンの海水から、1190万ガロンの二酸化炭素を抽出する。海水には空気中の140倍の二酸化炭素が溶け込んでいる。また、海水から水素も抽出し、水素と二酸化炭素を金属触媒コンバータで燃料を合成する。水素の抽出にはRFGが利用されている。
 
エネルギー革命の実現
 海水から燃料を合成できるようになれば、わざわざ中東から石油を輸入する必要はなくなる。また、塩水から簡単に水素ガスが抽出できるようになれば、水素ガスを燃料にした燃料電池で発電することができ、電気自動車の普及も一気に進むであろう。化石燃料を使わなくなれば二酸化炭素排出量も減り、地球温暖化も解決する。

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