タイムマシンの特許が公開

タイムマシンの特許は、オクラホマのマービン・B・ Pohlman 博士によって合衆国特許商標局に出願され、2006年に公開されている。

特許の内容
特許の中の図面を見ると、2000年にジョン・タイターがインターネットで公開したタイムマシン操作マニュアルの中にある図面と全く同じである。
参照:2036年からのタイムトラベラー出現!!
参照:タイムマシンの原理その10
特許の中には数式がビッシリと書かれており、凡人には理解不能である。
ジョン・タイターは、マービン・B・ Pohlman 博士だったのではないかと疑っている人たちもいる。
Pohlman 博士がジョン・タイターでないとすると、 Pohlman 博士はジョン・タイターが公開したタイムマシン操作マニュアルを見て、タイムマシンの原理を思いつき、特許を出願したのかもしれない。
Time_patent0
Time_patent1
特許の全文は下記からダウンロードできる。
http://www.google.com/patents?id=oH2bAAAAEBAJ&zoom=4&pg=PA1#v=onepage&q&f=false

マービン・B・ Pohlman 博士とは
マービン・B・ Pohlman 博士は、実在の人物である。
http://talesfromthelou.wordpress.com/2011/10/11/u-s-scientist-patents-time-machine/
彼の略歴によると、彼は主要なベイエリアの企業向けソフトウェア会社のためのガバナンス、リスク、コンプライアンス製品戦略のディレクターである。彼は、物理工学の理学士号を持っていないが、レキシントンビジネススクールでMBAを取得し、トリニティ大学でコンピュータサイエンスの博士号を取得している。彼はまた、ポートランドメンサの会員で、ライセンスされた技術士、公認情報システム監査人、公認情報セキュリティマネージャーや公認情報システムセキュリティプロフェッショナルである。

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タイムマシン実用化近し!!

従来のタイムマシン理論は、ワームホールを使ったり、宇宙ひもを使ったり、ブラックホールを使ったりして実現が非常に難しいものばかりだった。ロナルド・L・マレット博士のタイムマシン理論は、レーザー光線を使うもので、人類初の実用的な理論である。この理論は、2002年の国際相対論的力学会議で発表され、理論が正しいことが物理学者らにより認められている。現在は、理論が正しいことを証明するための実験が行われている。

ロナルド・L・マレット博士
 ロナルド・L・マレット博士は、10歳の頃、尊敬していた父を亡くし、人種差別の影響もあり、不登校になった。その後、H・G・ウェルズの「タイムマシン」という本に出会い衝撃を受けた。タイムマシンを作って、もう一度父に会いたいという思いが強くなり、タイムマシンを作るために必要な電子工学や物理学を猛勉強した。そして、大学教授となり、レーザー光線を利用したタイムマシン理論を完成させた。

光円筒タイムマシン理論
 ロナルド・L・マレット博士は、循環する光の円筒の重力場における、アインシュタインの重力場方程式の厳密解を求めた。そして、解の時間的特性を調べていくと、光円筒の外の空間に、輪のように見える項が解の中に見つかった。光円筒の慣性系の引きずりを十分に強くすると、空間の輪が時間の輪になることがわかった。これは、光円筒の外側に閉じた時間のループがあることを意味し、過去へのタイムトラベルが可能となる。

レーザー光学タイムマシンと送受信機
 ロナルド・L・マレット博士は、光円筒タイムマシン理論の応用例として、「レーザー光学タイムマシンと送受信機(LOTART)」の特許申請を行った。下図がその原理図である。
光円筒(LC)に強力なレーザー光線を流すと、時空に歪みが生じ、閉じた時間線が発生する。光円筒の外周領域に信号送受信装置(SRT)を設置すると、送信した信号が過去に向かって流れ、受信装置で未来の信号を受信することができる。
 応用例として、惑星間旅行がいずれ成功した場合、着陸船から地球上の光円筒タイムマシンへ信号を送信し、現在の受信装置で受信できる。そうすると、未来のミッションが成功したことがわかる。受信記録に基づいて、ミッションのパラメータを変える必要があるかどうか決めることができる。これにより宇宙開発のコストを大幅に節約することができる。
Lotart


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臨死体験でタイムトラベル

 臨死体験した人の話によると、霊魂だけの状態になると自分の行きたいところに瞬時に移動したり、さらに過去や未来に行ったりすることができるようになるそうだ。霊魂は、三次元の世界にとらわれない高次元の意識体であり、極微純粋な物質でもある。霊魂に重さがあることも実験により確認されている。(参考)

臨死体験による次元の超越
 4つの彗星を発見し彗星探索で世界的に有名な木内鶴彦氏は、22歳のときに上腸間膜動脈性十二指腸閉塞という珍しい病気に侵され、激しい脱水症状と全臓器の機能低下に苦しみ、心臓も脳波も停止し死亡したのである。ところが、驚くべきことに30分後に蘇生した。脳波が停止してから30分後に蘇生したのは、医学界では世界的に初めてのケースとして報告された。
 木内氏は、臨死体験中、宇宙の始まりから地球の終わりまで、すべてを見たという。そして、この宇宙が始まる前にすでに意識体が存在していたこと、自分とは違う意識体もいてそれと自分が重なっていること、その意識体が宇宙を造ったことを体験として知った。

霊魂の瞬間移動
 霊魂だけの状態になると、次元を超越しているので、空間を瞬時に移動することができる。木内氏は次のように語っている。「意識だけの状態になったときのわたしは、たとえば『姉たちはどうしているかな』と思った瞬間に、もうその場所にいました」

過去へのタイムトラベルを証明
 霊魂は、過去へも自由に移動することができる。木内氏は、自分の体験を客観的に証明できないかと考えた。そこで、1000年前の四国へ行き、当時の人の体を借りて、土佐神社の神木に「つる」というひらがなを書きつけた。生還後、そのことは忘れていたのだが、たまたま土佐神宮を参拝しようと誘われ、現地に着いたときに思い出した。「つる」と書いた木を見つけようと騒いでいると宮司さんが出てきて、一緒に探していると、柱の一本に「つる」と書かれているのが見つかった。宮司さんの話によると、この柱を造る時に「つる」という字が現れたという言い伝えが残っているそうだ。

未来へタイムトラベル
 木内氏は、自分の未来を見たいと念じてみた。すると、大きな畳の部屋で、大勢の聴衆の前で講演する自分の姿が見えた。演壇の後ろには、曼荼羅に似た朱色の絵がかかっていた。木内氏は灰色っぽい服を着ていた。その映像は、目覚めてからもよく覚えていた。それから19年後の1995年、高野山で開かれた京都フォーラムの会場で、それと寸分たがわぬ光景を目にした。演壇の後ろにかかった絵も、聴衆も、部屋の様子も、自分の着ている服の色も全く同じだった。驚きに打たれた木内氏は、そのときの講演の冒頭で、そのことについて触れた。

世界的な大洪水後に人類は超能力を閉ざした
 人類は、本来超能力を持っているがそれを閉ざしている。木内氏は次のように語っている。「かつての人間は、意識体を通じて、いろいろな動植物と意思疎通することができました。ところが、世界的な大洪水が起こった後、生きていく手段として食料を確保しなくてはならなくなった。そうなると、自分の心を読まれるのは不都合なわけです。せっかく確保した食料を、ほかの動物や人間に盗まれることがありますから。最初のうちは、閉ざすための訓練が必要でした。そして、閉ざすことができるようになると、意思疎通のために言葉が必要になった。でも言葉は、思考をダイレクトに伝えられるわけではないから、誤解が生じます。それを埋めるために、何度も情報交換をするようになった。それが約1万5000年前のことです」

(参考:「ムー」2008年4月号 学習研究社)

 わたしたちは、意識体としてこの宇宙が出来る前に存在し、この宇宙を造る作業にも参画していたのである。この宇宙が造られた目的は、この非常に制限された三次元の肉体で、多くの試練を乗り越えて、より高い人格へと成長するためである。

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ジョン・タイターの予言

 2036年からやってきたジョン・タイターの予言が誇張して広まっているので整理してみた。的中した予言と的中しなかった予言と今後の予言が含まれる。

的中した予言
(1)タイムトラベルの実現
 「約1年後にはCERN(欧州原子核研究機構)でタイムトラベルの基礎研究が始まり、2034年にタイムマシンが完成する」(投稿日:2000.11.2)
 タイムマシンの完成は、まだ先であるが、CERNが2007年に完成する大型加速器で、ミニブラックホールを形成できる可能性を発表したことにより、タイムトラベルの基礎となる研究が開始された。

(2)IBM5100の隠された機能
 「私の世界線では、IBM5100はAPLやBASICが普及する前に書かれたIBMのプログラミング言語もすべて解読できるということが判明している」(投稿日:2001.2.2)
 ジョンが投稿するまで、この事実は公開されていなかった。IBM社の元エンジニアのボブ・ダブック氏がインタビューでこの事実を認めており、ジョンがこの情報をどこから入手したのか不思議がっていた。

(3)新ローマ教皇の誕生
 「ローマ教皇は交代したが、名前は知らない」(投稿日:2001.2.8)
 2005年4月2日にヨハネ・パウロ2世が死去し、2005年4月19日にベネディクト16世が新ローマ教皇となった。これは、ヨハネ・パウロ2世が80歳を越えていたことから誰でも予測できたと思われる。

(4)ペルー沿岸地震
 「ペルー地震を予言することもできるが、それだとその地震で死ぬはずの人が生き残り、生き残るはずの人が死ぬという事態が起こってしまう」(投稿日:2001.2.8)
 2001年6月23日、ペルー沿岸でマグニチュード7.9の地震により大きな被害が発生した。予言でないような言い方であるが、非常に近いタイミングで地震が発生している。

(5)中国の宇宙進出
 「中国は、もうすぐ有人宇宙船を周回軌道にのせるところまできているはずだ。そのうち実現しても不思議ではない」(投稿日:2001.2.19)
 2003年10月15日、中国は初の有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げに成功した。あいまいな言い方であるが的中している。

(6)第2次湾岸戦争
 「現在イラクが核兵器を持っていることを知ってしまったら、あなたは驚くか? それとも、皆の尻をたたいて次の戦争に備えさせるためのたわごとに過ぎないと思うか?」(投稿日:2001.2.25)
 2003年3月19日、イラクが大量破壊兵器を隠しているという理由で米英連合軍がイラク空爆を開始した。その後、米調査団によって大量破壊兵器は存在しないと発表された。あいまいな言い方であるが、核兵器を理由に開戦したと解釈すると的中している。

(7)狂牛病の蔓延
 「はい、人は絶えず死んでいる。その多くはクロイツフェルト・ヤコブ病(狂牛病)によるものである。この病気がいかに甚大な被害をもたらすかぜひ訴えておきたい。2人の患者が、外科手術の器具でクロイツフェルト・ヤコブ病にかかり、コロラド州で死亡が確認されている」(投稿日:2001.3.24)
 ジョンはアメリカ国内にもクロイツフェルト・ヤコブ病が発生することを示唆している。当時、ヨーロッパを中心に狂牛病と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の関係が確認されており、専門的なソースに当たれば入手できた情報ともいえる。

的中しなかった予言
(1)2000年問題
 ジョンの両親に、2000年問題のために発生する災害への備えとして引っ越すようにうながした。(1998.4.27)
 2000年問題は、ジョンがいた世界が経験したような大きな問題にはならなかった。ジョンは、このことに対して大きなショックを受けていた。

(2)アメリカ内戦勃発
 「アメリカでは2005年に内戦が始まる。その戦いは、断続的に激しくなったり収まったりしながら10年間続く」(投稿日:2000.11.7)
 まだ内戦は発生していない。ジョンが現れたことにより世界線のずれが発生しているのかもしれない。

未来の予言
(1)2008年 北京オリンピックの中止
 「多くの戦争の結果、2004年以降、公式なオリンピックは開かれていない。でも2040年に再開される見込みである」(投稿日:2001.1.29)

(2)西側諸国の情勢不安と中国の台頭
 「今後、西側諸国の情勢はきわめて不安定になり、中国に拡大する自信を与えてしまう。中国には今、結婚もせずに死にゆく覚悟ができている男性兵士が何百万人もいる。中国軍のヨーロッパへの攻撃は、統一ヨーロッパが集結し、ドイツから東側へと移動していったためである」(投稿日:2001.2.6)

(3)西側諸国の情勢不安から来る中東での大量破壊兵器使用
 「イスラエルへの西側の支持が揺らいだために、周辺のアラブ諸国は自信を持って攻撃を始める。防戦一方のイスラエルと攻撃を続けるアラブ諸国という構図に対する最後の手段が、大量破壊兵器の使用である」(投稿日:2000.12.13)

(4)2015年以前 日本、台湾、朝鮮の中国強制併合
 「日本、台湾、朝鮮半島はすべて、Nデーの前に強制併合された」(投稿日:2001.2.6)
 Nデーとは2015年のことか?

(5)2015年 第3次世界大戦
 「2015年に世界戦争が起こり、30億人近くの人が死んだ」(投稿日:2000.11.4)
 「2015年、ロシアがアメリカの主要都市に核攻撃を仕掛ける。中国やヨーロッパも攻撃を受ける。アメリカは反撃するが、アメリカの都市は破壊され、AFE(アメリカ連邦帝国)も崩壊して、田舎に住む私たちが勝利を手にする。ヨーロッパ連合と中国も破壊される」(投稿日:2000.11.7)
 「生物・化学兵器は使われた。洗脳兵器は使われなかったが、新しいタイプの非致死兵器が登場する。それは結局、致死性が極めて高いものだった」(投稿日:2000.11.25)

(6)中国軍に反撃するオーストラリア
 「オーストラリアは、戦争後はあまり協力的でも友好的でもなくなった。中国軍の侵攻に反撃し、ほとんどの都市が破壊されたらしい。アメリカとの貿易関係は続いている」(投稿日:2001.2.6)

(7)2020年 タイムトラベル反対派の抹殺
 「私の世界線では反対運動はあったが、彼らの目的は権力を保持して、人々を支配するということだった。われわれは、2020年までに、彼らのほとんどを抹殺した」(投稿日:2000.11.7)

詳細は下記書物を参照

「未来人ジョン・タイターの大予言」
2036年からのタイムトラベラー
Max mook


参考
2036年からのタイムトラベラー出現!!
2036年からのタイムトラベラー出現!!その2

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タイムマシンの原理その10

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、ジョン・タイターが公開したタイムマシン操作マニュアルのタイムマシン原理図を解説する。

タイムマシン原理図
 ジョン・タイターは、タイムマシンの操作マニュアルの中から数ページ抜粋して、インターネットの掲示板に公開した。下図は、タイムマシンの原理を示す図である。
Timemanu
①カー領域の双対特異点
②負時間領域の出力
③無時間領域の出力
④正時間領域の出力
⑤X軸出口円錐
⑥垂直安全距離
⑦質量オフセット
⑧後方質量分布
⑨前方質量分布
⑩負時間事象の地平線
⑪無時間事象の地平線
⑫正時間事象の地平線

 この図は、タイムマシンの原理その7で紹介した「超極限のカー物体」に似ている。超極限のカー物体は、質量による重力よりも自転による角運動量の方が大きく、特異点が裸の状態になった物体である。しかし、超極限のカー物体は、特異点が一つだけであるが、上図は特異点が二つある。特異点が二つあるブラックホールの解については、まだ誰も解いていない。
 事象の地平線は存在しているがドーナツ状になっており、上下方向からは特異点がむき出しになっている。
 特異点が二つあるためか、質量の重心が中心からずれている。

タイムマシンの動作
 ジョン・タイターは、『タイムトラベルは、重力の強さを自在に変化させることにより達成される。人工の双対ミクロ特異点を取り巻く質量と重力場に電子を注入して荷電させ、「カー局所場」ないし「ティプラー重力シヌソイド」内の事象の地平線の直径を拡大する。ドーナツ状特異点の環内に物質を通過させ、別の世界線へと送り込む動作をシミュレート操作して、局所場を適合・回転・移動できれば、安全なタイムトラベルが可能となる。』と表現している。
 回転するブラックホールに電荷を注入すると、タイムマシンの原理その6で紹介した「カー=ニューマンのブラックホール」になる。カー=ニューマンのブラックホールは、特異点の周囲に正のCTL領域が生成されるので、リング状特異点を通り抜けなくてもタイムトラベルが可能となる。
 電荷を注入することにより、重力に打ち勝つ反発力が生じるため、ドーナツ状特異点の直径が拡大する。さらに、特異点の自転による角運動量によってもドーナツ状特異点の直径が拡大するため、特異点が裸の状態になると考えられる。
 このようにして、特異点が裸の状態になり、正のCTL領域がタイムマシン全体を包み込むことにより、タイムトラベルが行われると考えられる。

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「未来人ジョン・タイターの大予言」
2036年からのタイムトラベラー
Max mook


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タイムマシンの原理その9

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、超ひも理論のブレーンワールド仮説について解説する。

超ひも理論
 物質の最小単位である素粒子を大きさ0の「点」として重力を計算すると、値が無限大になるなど矛盾が生じることがあるため、物質の最小単位を「ひも」と仮定して考え出された理論が超ひも理論である。ひもの長さは10の-33乗cm(プランク長さ)と非常に小さい。ひもの振動の違いによって、ひもが様々な種類の素粒子に見える。

自然界の四つの力
 自然界には四つの力が存在する。重力、電磁気力、強い力、弱い力の四つである。強い力とは、陽子と中性子を結びつける力で、電磁気力の100万倍ほども強いが、到達距離は10の-14乗cmと短い。弱い力とは、素粒子の崩壊を起こす力で、電磁気力よりはるかに小さく、到達距離も10の-16乗cmと短い。弱い力を分かりやすくいうと、素粒子を変化させる力である。たとえば、孤立した中性子は、約15分の寿命で、陽子と電子と反ニュートリノに変化する。これは弱い力によって起きている。
 現在、重力以外の三つの力は、理論的に統一された一つの力として説明できる。超ひも理論が完成すれば、重力も含めて、すべての力が統一的に説明できると期待されている。

10次元時空
 超ひも理論を矛盾なく構築するには、この世界が少なくとも10次元時空である必要がある。しかし、われわれが知覚できるのは、X軸,Y軸,Z軸と時間軸の4次元時空である。残りの6つの空間次元は、われわれが知覚できない「余剰次元」となっている。余剰次元のサイズは、10の-33乗cm程度にコンパクト化されていると考えられている。

ブレーンワールド仮説
 ひもには、ループ状に閉じたひもとループになっていない開いたひもがある。開いたひもの端はどうなっているのかと考えたときに、膜にくっついているのではないかという理論が出された。それがブレーンワールド仮説である。ブレーンは英語の「membrane(膜)」からきている。膜は、必ずしも2次元の平面ではなく、3次元の立体ブレーンも考えられる。
 開いたひもは、常に両端がブレーンにくっついているので、ブレーン上を滑るように移動する。ひもはすべての物質を構成する基本要素なので、すべての物質は膜に貼りついている。閉じたひもの一部は、ブレーンを飛び出して、高次元空間を伝わることができる。この閉じたひもは重力子である。
 われわれの世界がブレーンワールドに閉じ込められているとしたら、余剰次元が10の-33乗cm程度にコンパクト化されている必要はない。われわれはブレーンワールドの外の次元を知覚できないので、余剰次元はもっと大きくてもよい。
 重力子が3次元空間を伝わるとすると、重力の大きさは、距離の2乗に反比例して小さくなる。観測結果によると、実際に距離の2乗に反比例して小さくなっているので、観測できる範囲では、余剰次元の影響は現れていない。しかし、実験では0.1mm以下でも成り立つか確認されていない。したがって、余剰次元が0.1mm程度である可能性もある。余剰次元の大きさが0.1mmとすると、0.1mm以下に物体を接近させると距離の3乗に比例して重力が大きくなる。

Brane

タイムマシンの可能性
 従来の重力理論では、10の-24乗kgの質量を10の-51乗mまで圧縮しないとブラックホールにはならなかった。しかし、超ひも理論のブレーンワールド仮説が正しいとすると、物質が接近すると急激に重力が強くなるため、10の-18乗m程度でブラックホールが形成される。これは、2007年完成予定のCERNの大型加速器LHCで十分到達できるレベルである。
 人工ミニブラックホールを作ることができれば、その強力な重力場による時空のゆがみを利用して、タイムマシンを実現できる可能性がある。

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タイムマシンの原理その8

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、ミニブラックホールについて解説する。

ミニブラックホールによるタイムマシン
 前回までの説明で、カーのブラックホールが超極限状態になると、特異点がむき出しの状態になり、タイムトラベルが可能であることを示した。では、その超極限のカー物体が、この宇宙に存在するのだろうか。観測結果によると、各銀河の中心には、巨大なブラックホールが存在するらしいことが分かってきた。しかし、タイムトラベルするために、そのブラックホールの近くまで行くのは大変な仕事である。
 ミニブラックホールを人工的に作ることができれば、身近なところでタイムマシンを実現することができる。超ひも理論によると、2007年に完成予定のヨーロッパ原子核研究所(CERN)の大型加速器LHCを使えば、ミニブラックホールを作ることができると予想されている。
 ジョン・タイターは、「タイムトラベルの基礎がためは、CERN(ヨーロッパ原子核共同研究機関)で始まり、2034年にタイムマシン1号機が製造される」と言っている。2034年には、大型加速器を使わなくてもミニブラックホールを作れるようになっているのかもしれない。

ミニブラックホールの作り方
 ブラックホールを作るのに必ずしも大量の質量は必要ない。CERNの大型加速器LHCは、陽子を光速近くまで加速して正面衝突させることにより、10の-24乗kgに相当する質量を10の-19乗mという狭い領域に集中させることができる。
 従来の重力理論では、10の-24乗kgの質量を10の-51乗mまで圧縮しないとブラックホールにはならなかった。しかし、超ひも理論のブレーンワールド仮説が正しいとすると、物質が接近すると急激に重力が強くなるため、10の-18乗m程度でブラックホールが形成される。これは、大型加速器LHCで十分到達できるレベルである。大型加速器LHCでは、1秒に1個の割合でミニブラックホールを作ることができるという。

ブラックホールの蒸発
 ブラックホールは、なんでもかんでも飲み込んでしまう、とても恐ろしいものと考えられていた。しかし、スティーブン・ホーキング博士によると、ブラックホールは蒸発するという。
 量子力学ではエネルギーと時間は不確定性関係にあり、時空の微小な領域で粒子と反粒子の対生成・対消滅が絶えず起こっているとされる。ブラックホールの地平面の近傍でこのような粒子対が生成すると、それらが対消滅する前に、片方の粒子がブラックホールの地平面内に落ち込み、もう一方の反粒子が遠方へ逃げ去ることがある。この粒子の放出はブラックホールの地平面上で確率的に起こるため、ブラックホールが、ある温度の熱放射で光っているように見える。これをホーキング輻射と呼ぶ。このホーキング輻射によってブラックホールの質量が減少し、最後には蒸発してしまう。大型加速器LHCで作られるようなミニブラックホールであれば、一瞬のうちに蒸発してしまうと考えられる。

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タイムマシンの原理その7

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、超極限のカー物体について解説する。

超極限のカー物体
 カーのブラックホールは、質量Mと角運動量Aの値だけでその特性が記述できる。MがAより大きい場合は、二つの一方通行の膜が存在する。Aが増大するにつれて二つの膜がしだいに接近し、A=Mのときに二つの膜は融合する。このように、ブラックホールの質量と角運動量が釣り合っている状態を超極限のカー・ブラックホールという。
 角運動量がさらに増大し質量を超えると、一方通行の膜は消失し、リング状特異点が露出する。このような状態になると、ブラックホールに突っ込まなくても正のCTL領域に入り、過去にさかのぼることができる。角運動量が質量を超えて特異点が露出した物体を「超極限のカー物体」(SEKO:Super-Extra Kerr Object)という。
 このように、露出した特異点を「裸の特異点」という。裸の特異点が存在すると、理論的に因果関係を予測することができなくなる。ロジャー・ペンローズは、自然界にはそんなものは存在しないだろうと考え、「宇宙検閲仮説」というものを提唱した。
Seko

裸の特異点
 通常、ブラックホールの特異点は、一方通行の膜(事象の地平面)によって囲まれており、われわれが特異点を直接観測することができない。したがって、特異点の影響をわれわれの宇宙は受けないので、因果関係が崩れることはない。しかし、裸の特異点が現れると、密度が無限大となる点の影響により、一般相対性理論が破綻し、理論的に因果関係を予測できなくなる。
 超極限のカー物体のペンローズ・ダイアグラムを下図に示す。カーのブラックホールで存在していたペーパードール・トポロジーは消え失せ、一対の正の時空間と負の時空間のみになり、リング状特異点により隔てられている。リング状特異点が露出することにより、時空全体がCTL領域となる。われわれの宇宙に超極限のカー物体が一個存在するだけで、時空全体が影響を受ける。つまり、いたるところに過去への入口が存在するかもしれないのである。
Penrose7

宇宙検閲仮説
 裸の特異点が存在すると、物理現象の因果関係が破綻するため、宇宙検閲仮説というものが考え出された。裸の特異点が存在しないように、宇宙自体が検閲し、禁止しているという仮説である。
 1992年にシャピーロとトイコルスキーによって示された、円盤状の塵の崩壊のシミュレーションでは、崩壊した軸上の少し外れた点において、曲率が無限大になり破綻した。このシミュレーションでは事象の地平面ができなかったので、裸の特異点が形成されたと考えられた。この結果は、宇宙検閲仮説が破れていると受け取れる。ホーキングは、キップ・ソーンと、「宇宙検閲仮説」は守られるかどうかで賭けをしていたが、このシミュレーション結果に対し、数年後、ホーキングが負けを認めた。したがって、裸の特異点が存在する可能性は高い。

次へ進む:タイムマシンの原理その8
前に戻る:タイムマシンの原理その6

<参考>

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タイムマシンの原理その6

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、カー=ニューマンのブラックホールについて解説する。

カー=ニューマンのブラックホール
 ロイ・カーが回転するブラックホールの解を発表してから2,3年後、ピッツバーグのエズラ・ニューマンとその同僚が、電荷を持ち回転するブラックホールの解を発表した。カー=ニューマンのブラックホールのペンローズ・ダイアグラムを下図に示す。正のCTL領域が追加された形となっている。リング状特異点を通り抜けなくても、正のCTL領域に到達できるので、過去にさかのぼることができる。
Penrose6

正のCTL領域
 リング状特異点の内側には、正のCTL領域つまり正の閉じた時間の環が存在する。カーのブラックホールには正のCTL領域は存在せず、負のCTL領域しか存在しなかった。しかも、負のCTL領域に行くにはリング状特異点の中心を通り抜ける必要があった。下図にカー=ニューマンのブラックホールのイメージ図を示す。リング状特異点に到達するまでに一方通行の膜が二つ存在する。リング状特異点の内側領域に正のCTL領域が存在する。リング状特異点の中心を通り抜けると負のCTL領域となり、さらに進むとそこは負の時空領域となっている。正の時空領域に戻り、一方通行の膜を二つ抜けて出てくると、そこは別の宇宙となっている。
Kerrnew_1

タイムトラベルの可能性
 カー=ニューマンのブラックホールは、リング状特異点の中心を通り抜けなくても正のCTL領域に到達できるので、そこで回転軸と反対方向に回転すると、その回った回数に応じて過去にさかのぼることができる。ただし、一方通行の膜が存在するので、元の宇宙に戻ることはできず、別の宇宙へ行ってしまう。その別の宇宙は、われわれの宇宙の離れた領域かもしれないし、パラレルワールドになっていて、われわれの宇宙とそっくりの宇宙かもしれない。

次へ進む:タイムマシンの原理その7
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タイムマシンの原理その5

 2036年からやってきたジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンは、カーのブラックホールを利用しているらしい。その原理について少しずつ解説していく。今回は、いよいよ、カーのブラックホールについて解説する。

カーのブラックホール
 シュワルツシルトとライスナー=ノルドストロームの解が発表されてから約半世紀が過ぎた1963年に、ニュージーランド生まれの物理学者ロイ・カーが、強力な重力を持ち、高速で回転する物体のアインシュタイン方程式の解を発見した。カーのブラックホールのペンローズ・ダイアグラムを下図に示す。カーのブラックホールには、三つの特徴がある。リング状の特異点、負の時空領域、負のCTL領域である。また、ライスナー=ノルドストロームのブラックホールと同様に、時間的特異点とペーパードール・トポロジーもある。
Penrose5

リング状の特異点
 カーのブラックホールは、特異点が点ではなく、回転軸を取り巻くリング状の形をしている。このため、無限に湾曲した領域を避けて、ブラックホールの中心に到達できる。ペンローズ・ダイアグラムでは、リング状特異点をギザギザの歯ではなく、丸い歯で表現する。

負の時空領域
 ブラックホールのリングの中心を通り抜けると、そこは元の宇宙ではなく、負の時空領域となっている。そこでは、G×r(Gは宇宙の重力定数、rは中心からの距離)が負になる。中心からの距離が負になるというのは考えにくいので、重力が負になると考えられる。つまり、ブラックホールの中心に達するまでは、引っ張られる力を受けていたが、中心を通り抜けるとブラックホールから反発する力を受けるようになる。

負のCTL領域
 リング状特異点の内側には、負のCTL(Closed Time Link)領域つまり負の閉じた時間の環が生じる。リングの中心を通り抜けて、回転軸の周りを回転方向に回ると過去にさかのぼることができ、その回った回数によってどれだけ時間をさかのぼるかが決まる。そして、リングの中心を再び通って戻ると正の時空領域に戻ることはできるが、一方通行の膜があるので元の宇宙に戻ることはできず、別の宇宙へ抜ける。別の宇宙とは、われわれの宇宙の離れた領域かもしれないし、パラレルワールドになっていて、われわれの宇宙とそっくりの別の宇宙かもしれない。

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